「銀行で作った遺言書、見直していますか?」財産が増えたり変わったりした場合の注意点

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こんなご経験や疑問、ありませんか?

  • 「数年前に、付き合いのある銀行の勧めで遺言書を作成した」
  • 「遺言書を作った後、新しくアパートを購入したり、土地を売却したりした」
  • 「家族の状況も少し変わったけれど、遺言書はずっとそのままになっている」
  • 「せっかく作った遺言書だけど、今のままで本当に大丈夫なのだろうか?」

将来のことを考え、大切なご家族のために遺言書を作成された方は、きっとご家族への想いが深い方だと思います。特に銀行などで勧められて作成した場合、一つの安心材料になっていることでしょう。

しかし、その遺言書、作成した当時のままになっていませんか?

時間の経過がもたらす「遺言書」と「現実」のズレ

遺言書は、作成された方が亡くなった時に初めてその効力を発揮します。そのため、作成してから実際に相続が開始するまでには、長い年月が経つことも少なくありません。

その間に、

  • 財産の内容が大きく変わる(不動産の購入・売却、預貯金の増減、新しい投資など)
  • 相続人となるはずだった家族の状況が変わる(例えば、財産を遺す予定だった方が先に亡くなるなど)

といった変化が起こることは、ごく自然なことです。

問題は、遺言書の内容と、相続開始時の実際の状況が合わなくなってしまうことです。

例えば、遺言書に「A銀行の預金を長男に」と書いてあっても、その預金が既に解約されていたり、「〇〇にある土地を次男に」と書いてあっても、その土地を売却してしまっていたりする場合、その部分については遺言書の効力がなくなってしまいます。

また、記載されていない新しい財産(購入した不動産など)については、結局、相続人全員で改めて「遺産分割協議」を行って分け方を決める必要が出てくるのです。

せっかく配偶者や子どもたちの負担を減らすために、そしてご自身の想いを伝えるために遺言書を作成したのに、結果的に話し合いが必要になり、かえって手間や心配をかけてしまう…ということにもなりかねません。

より確かな安心のために、「遺言書の見直し」を

遺言書は、一度作ったら終わりではありません。むしろ、定期的に内容を確認し、現状に合わせて見直していくことが、ご自身の想いをより確実に実現するためにとても大切です。

「遺言書を見直す」というと、少し面倒に感じられるかもしれません。しかし、それはご自身の最新の想いを反映させ、ご家族への配慮をより確かなものにするための大切なプロセスです。

  • 財産状況に大きな変化があった時(不動産の購入・売却、多額の資産変動など)
  • 家族構成や人間関係に変化があった時
  • 法律が変わった時(相続に関する法律は時々改正されます)

このようなタイミングで、一度立ち止まって遺言書の内容を確認することをお勧めします。

遺言書の見直し・確認、私たち行政書士がお手伝いします

「今の遺言書で問題ないか、専門家の目で確認してほしい」
「財産が増えたので、遺言書を作り直したい」
「見直しの手続きは、信頼できる人に任せたい」

そんな時は、ぜひ私たち行政書士にご相談ください。
相続や遺言の専門家として、

  • お手持ちの遺言書の内容確認・アドバイス
  • 現状に合わせた遺言書の修正・再作成サポート
  • 遺言に関する各種ご相談

など、お客様のご要望に合わせて、きめ細やかに対応いたします。銀行で作成された遺言書(多くは遺言信託等の契約かもしれません)についても、その内容を踏まえてアドバイスさせていただきます。

初回のご相談は無料です。秘密厳守で対応いたしますので、安心してご連絡ください。

ご家族を想うお気持ちが込められた大切な遺言書。その想いをより確実に未来へ繋げるために、私たちがお手伝いさせていただきます。

この記事を書いた人

片山雄斗のアバター 片山雄斗 行政書士

相続や遺言に関する不安を、法律と実務の両面からサポートする行政書士です。
ご家族の将来を見据え、「何から始めればいいのかわからない」という方のご相談にも丁寧に対応しています。

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