「もしもの時、誰を頼れば…」頼れる家族がいない方のための、安心できる老後と“その後”の準備

目次

こんな漠然とした不安、抱えていませんか?

  • 「自分にもしものことがあった時、誰が手続きをしてくれるのだろう…」
  • 「将来、病気や認知症で動けなくなったら、財産の管理や身の回りのことはどうなるのか…」
  • 「頼れる子どもや親族がいない(または遠方にいる)けれど、この土地やアパートは誰に託せば良いのか…」
  • 「自分の死後、葬儀や家の片付けなど、誰がやってくれるのだろう…」

お元気でご活躍されている方でも、ふとした瞬間に将来への不安を感じることはあるかと思います。特に、頼れるご家族が近くにいらっしゃらない場合、「もしも」の時のことを考えると、心配事が尽きないかもしれません。大切に守ってこられた土地や不動産、築き上げてきた財産の行方も気になるところでしょう。

何も準備しないと、どうなる可能性がある?

もし、何の備えもしないまま判断能力が低下したり、亡くなられたりした場合、次のようなことが起こる可能性があります。

判断能力が低下した場合

銀行口座が凍結されたり、不動産の管理や処分ができなくなったりして、ご自身の生活や財産管理に支障が出ることがあります。

亡くなられた場合

財産の行方

法律で定められた相続人がいない場合、最終的にご自身の財産(土地、建物、預貯金など)は国のもの(国庫に帰属)となります。「お世話になった人に遺したい」「特定の団体に寄付したい」といったお気持ちがあっても、実現されません。

死後の手続き

役所への届け出、葬儀、納骨、家財道具の整理、各種契約の解約といった様々な手続きを誰が行うのか、混乱が生じる可能性があります。

こうした事態は、できれば避けたいものですよね。

不安を安心に変える「事前の備え」があります

実は、こうした将来への不安は、元気なうちに法的な準備をしておくことで、大きく軽減することができます。具体的には、以下のような契約や遺言書が有効です。

1.元気なうちの「もしも」に備える契約

任意後見契約

将来、認知症などで判断能力が不十分になった場合に備えて、「誰に」「どのような支援(財産管理や身上監護)をしてもらうか」を、あらかじめ信頼できる人と契約で決めておく制度です。ご自身の意思を反映したサポートを受けることができます。

任意代理契約/継続的見守り契約

判断能力はあるけれど、病気などで体が思うように動かせなくなった時のために、財産管理や役所の手続きなどを代行してもらう契約(任意代理契約)や、定期的に連絡を取ってもらい安否確認などをお願いする契約(継続的見守り契約)を結んでおくことも安心につながります。

2.ご自身の「その後」に備える契約・遺言

死後事務委任契約

ご自身が亡くなった後の手続き(遺体の引き取り、役所への届け出、葬儀・納骨の手配、遺品整理、家賃や公共料金の精算など)を、生前に信頼できる人に依頼しておく契約です。残された方に迷惑をかけたくない、というお気持ちに応えられます。

遺言書

ご自身の財産を「誰に」「どのように」遺したいかを明確に示すことができます。

  • 法定相続人がいない場合でも、お世話になった方や親しいご友人、応援したい団体などに財産を遺す(遺贈する)ことができます。
  • 遺言の内容を確実に実行してくれる「遺言執行者」を指定しておけば、手続きがスムーズに進みます。

不安を「見える化」して、心穏やかな毎日を

これまで頭の中で漠然と悩んでいたことが、遺言書や契約という「形」にすることで、スッキリと整理され、安心感につながります。「これで大丈夫」と思えることで、気持ちに余裕が生まれ、これからの人生をより前向きに、心穏やかに過ごすことができるのではないでしょうか。

「遺言書なんて、まだ早い」と感じられる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、遺言書を作成するには、ご自身の意思を明確にし、財産を整理するなど、意外と気力や体力が必要です。心身ともに充実している「今」こそが、実は最適なタイミングなのかもしれません。

準備の第一歩、私たち行政書士にご相談ください

「何から始めればいいか分からない」
「自分にはどの準備が必要なのか知りたい」
「信頼できる専門家に、一連の手続きを任せたい」

そのようなお考えをお持ちでしたら、ぜひ一度、私たち行政書士にご相談ください。
終活や相続の専門家として、お客様一人ひとりの状況やお気持ちに寄り添いながら、最適な準備の方法をご提案させていただきます。各種契約書の作成から遺言書の作成、そしてその執行まで、トータルでサポートいたします。

初回のご相談は無料です。秘密は厳守いたしますので、どうぞ安心してご連絡ください。
将来への不安を解消し、安心して日々をお過ごしいただくために。そのお手伝いをさせていただければ幸いです。

この記事を書いた人

片山雄斗のアバター 片山雄斗 行政書士

相続や遺言に関する不安を、法律と実務の両面からサポートする行政書士です。
ご家族の将来を見据え、「何から始めればいいのかわからない」という方のご相談にも丁寧に対応しています。

目次